相手の感情が動く伝え方を作る方法【見えないコツを説明します】

伝え方
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*この記事は2022年9月10日に配信されました

「感情に訴えかける文章を書きたい」
「人の心を動かすプレゼンをしたいけれど方法がわからない」

この記事はそんな方へ向けて書いています。

 

こんにちは、放送作家の村松です。
私は「池の水ぜんぶ抜く大作戦」「出没!アド街ック天国」「スッキリ!」
「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 路線バスで鬼ごっこ」「ハモネプ」など
多くの番組制作に携わってきました。

そして伝える技術の講座を
早稲田大学エクステンションセンターで担当しています。

 

この記事では、20年以上にわたる「伝える仕事」のキャリアで学んだ、
伝えるための技術を紹介します。

放送作家という伝えることのプロならではの視点で、
一般的に書籍などには書かれていないようなこともお話ししようと思います。

伝える技術が上がれば
あなたの人生がちょっとだけ楽になります。

相手の感情が動く伝え方を作る方法【見えないコツを説明】

あなたが描こうとしている文章やプレゼンが
どんな題材であれ、それとは別に
「普遍的な感情」を入れ込むことで
相手の感情が動く伝え方を作ることができます。

 

これはテレビはもちろん、映画や小説など
幅広いジャンルで使われているテクニックです。

 

このテクニックを使えばあなたの表現も
相手の感情を動かす作品へと変化します。

 

あなたも伝え方についてきちんと体系化されたものを
一度体験するとスッと腹落ちするかもしれません。

気になる方はこちらをどうぞ。

コミュトレ

 

なぜ異世界の話でも共感できるのか?

 

例えば、映画や小説でファンタジーと呼ばれるジャンルがあります。
宇宙人が出てきたり、超能力者、スーパーヒーローが出てくる作品です。

 

これらは舞台が
人類が知らない惑星だったり、
世紀末だったり、未来だったりします。

 

そんな場所や、そこで生きる人々は
私たちには関係ないし、彼らに関する知識もありませんよね?

 

マンガ作品の場合は
設定がもっと極端だったります。

 

それなのになぜ作品に感情移入できるのか?
不思議に思ったことはありませんか?

 

作品のフックと背骨との違い

 

私たちは少しだけ未知のものに惹かれるという性質があります。
だから新たなファンタジーの設定にとても興味を惹かれます。

 

映画のスターウォーズって面白そうですよね。
宇宙戦争は想像力を掻き立てられます。

 

このような設定が視聴者を惹きつけ

 

見てみたい!

という気持ちを作ります。

 

この「見てみたい!」という気持ちを掻き立てる部分が「フック」です。

 

アベンジャーズもマーベルもスパイダーマンもバットマンも
抜群のフックを持っていますよね。

 

ただし、これらの作品が
そのフックだけの力で勝負しているとしたら
ここまでのヒット作にはならなかったはず。

 

実はもう1つ「背骨」の部分が重要で、
こここそが「感情に訴えかける仕掛け」になっています。

 

「フック」で没入させて、「背骨」で感情を揺さぶる

 

背骨とは、普遍的な感情のことです。

 

スターウォーズで言うと
父ダースベイダーと主人公との親子物語がありますよね?

 

親子の皮肉な宿命というのは、多くの人がわかる感情です。

みなさんも様々な作品で触れたことがありますよね?
作品でなくても、実生活でも体感したことがあるかもしれません。

 

それに苦しむ作品の中の主人公の悩み、苦しみ、葛藤が描かれると
視聴者の中に「ああ、わかるなぁ」という感情が生み出されます。

 

このように視聴者を作品に惹きつけるフックとは別に
感情を揺さぶる装置として「普遍的な感情」を埋め込んでいるのです。

 

大きな背骨は1つだが・・・

 

実はスターウォーズには
これに以外にもたくさんの「普遍的な感情」が埋め込まれています。

 

レイア姫の救出は「大切な人を守る」という感情です。

大切な人を守りたいという気持ちも、
かなりピンとくるはずです。

あなたも恋人を守りたいと思ったり、家族を守りたいと思ったり、
仲間を守りたいと思ったりしたことはあるはず。
そしてそれがなかなかうまくいかずに苦しんだり。

 

作品では、宇宙空間という異世界ではありますが
そこで描かれる苦悩はあなたの知ってるそれです。

 

作品にはさらに
巨大な悪V S立ち向かう主人公たちという構図もあります。

「弱いものを応援したくなる感情」です。

絶対王者に挑む挑戦者を応援したくなる気持ち、
これもピンとくるはず。

 

このような仕掛けが随所に散りばめられていて
だからこそあなたは感情を揺さぶられるのです。

 

見えない強力な仕掛け

 

これらの仕掛けは作品を見ているだけではなかなか気づきませんよね。

 

僕も最初はそうでした。
作品の圧倒的な世界観や、魅力的な主人公たちの活躍に目を奪われて
その裏で流れている仕掛けには全く気づきませんでした。

 

でも、なぜこんなにもこの作品で心揺さぶられるのだろう?
と考えてみると、
その秘密は作品の背骨にあると気付いたのです。

 

幅広い人がわかる、
共感できる感情がベースに敷いてあるからこそ

初めて触れる作品でも感情が揺さぶられます。

 

そう、初めて触れる作品にも
実は「よく知っている感情」が埋め込まれているからこそ
共感できるのです。

 

これこそが、カラクリなのです。

 

あなたも見えない仕掛けを使えば感情を揺さぶることができる

 

これらの普遍的なテーマを使えば
あなたの作品、文章、プレゼンでも
視聴者の感情を揺さぶることができます。

 

ただし注意点が1つあります。
それは、「普遍的な感情」が剥き出しでは見てもらえないということです。

 

「これは兄弟愛の話」
と言われる場合と、
「双子の兄弟と幼馴染の女との三角関係の話」
と言われた場合、双子〜の方が面白そうだと感じませんか?

 

「普遍的な感情」を剥き出しにはせず
「双子の兄妹と幼馴染の女との三角関係の話」をフックにして
その中で「普遍的な感情」を描いていく方が効果的なのです。

 

これが多くの作品で取り入れられている手法です。

 

あなたの表現に「普遍的な感情」を取り込むには

 

あなたの表現に「普遍的な感情」を取り込むにはどうすれば良いのか?
方法は2つあります。

 

1つ目は
この普遍的な感情を伝えるために、どんなフックで惹きつけるか?
という普遍的な感情からの逆算での組み立て方。

 

2つ目は
すでに材料は決まっていて、そこに合う普遍的なテーマを探す組み立て方。

 

どちらもありですし、
テレビ番組制作では1も2も使われています。

 

2の場合が多いかもしれませんが
兄弟愛のような大きなテーマを取り入れることが厳しい場合もあるかと思います。

 

そんな時は
「随所に共感できる表現を取り入れる」
という「散りばめの方法」もあります。

 

細かく散りばめて相手のY E Sをもらう

 

・こんな経験あなたにもありませんか?
・こんなふうに困ったことはありませんか?
・こんな目にあったら嫌ですよね?

このように、あなたの提案の途中に
相手がY E Sと心の中で答えてしまう問いかけを散りばめる。

これが「随所に共感できる表現を取り入れる」
という方法です。

 

すると視聴者が心の中で

 

そうだよな

 

そういうことってあるよね

と、小さなY E Sを繰り返していくことになります。

 

小さなY E Sでも相手の感情を揺さぶることになるので
これが積み重なるとあなたの意見に対し
相手は肯定的になるという効果を生むのです。

 

するといつの間にか
あなたの話を「そうそう!」「なるほど!」
と聞いてくれる環境が出来上がっていくのです。

 

「共感させる方法」についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ。

感情に訴えかけるコツ【伝え方で大切なこと】放送作家直伝
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まとめ

 

このようにあなたの表現に「見えないコツ」を組み込んでいけば
「相手の感情が動く伝え方を作る方法」が作ることができます。

 

感情を揺さぶりたいのであれば
フックと、普遍的な感情をセットで考えてみましょう。

 

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